涼しくなると庭の散水をする。
広い庭園墓の樹木は移植して3年にり、周囲の山野草にも行きわたるように散水管が敷設してあるから散水は不要だ。
だが、自動で散水する設備がない庭では散水しなければならない。二人で30分はしっかりかかる。この仕事を涼しくなる夕方に行うのだが、やり始めてみるとけっこう楽しい。
まず必須のこととして、誘われるように外に連れ出される。不思議にも、面倒くささとか煩わしさを感じない。例年なら薮蚊が襲ってくるのだが、彼らも来ない。
散水を終え、ほてった体を湯船に沈めるとき、一日の暮らしが終わったと感じる。