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日記

法座の準備

17日、光善寺で法座をひらく。 親鸞聖人のご誕生にちなむ行事であり、お寺にとっては、年ごとにめぐってくる大切な節目だ。

この日お参りくださった方の希望者には、小さな「いろはモミジ」の苗をお持ち帰りいただく。 それをご家庭の庭先や鉢に植えていただき、初夏から盛夏にかけての青葉、そして秋の深まりとともに紅へと移ろう姿に、しばし心を休めていただければと願っている。

仏法というものは、しばしば大きな出来事から始まると思われがちだが、実際にはそうではない。 人の縁というものが、小さな出会いのようなところから生まれ、やがて思いもよらぬ深まりに育つようなものだ。

行事に参加して耳を傾ける聞法も、生老病死の場面でふと自分の生の意味を思うことも、いずれも仏縁である。 仏法は、日々の暮らしの中にひっそりと寄り添い、気づきを促す。

今回のモミジの苗には、その「気づきへの誘い」を託したつもりである。 小さな苗が根を張り、季節ごとに姿を変えていくように、参詣された方々の心にも、いつか静かな仏縁が芽生えていくことを願っている。

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